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法人概要
心会基本理念
100年法人創造 の基礎づくりを皆で行う
すべては、「喜びと生がいの為に」
「使命 と 貢献」
「人も自然も年月をじっくりかけて、おつきあい。
四季を経て変化に寄り添う。」
社会福祉法人、介護事業という面から考えると、少し複雑で理解しがたい性質になっています。
誤解を恐れずに言えば、社会福祉法人、介護事業はお金では計りきれないサービスを提供しながら、同時に少しでも多くの介護報酬を受け取らなければならないという、ジレンマを抱えている存在だということです。福祉であるはずのサービスをお金に換えている。側面があります。
決して、きれいごとだけで終わらないこの現実は、絶対に避けては通れません。経営していく上で、施設として収益を確保しなければ、職員の生活の確保ができません。施設を維持していくことも困難になります。そして、結局はご利用者様に、安定した環境で穏やかな生活を送っていただけなくなってしまいます。心会設立の際、市と協議し国分寺市高齢者保健福祉計画に基づき特養100床、ショートステイ21床、デイサービス定員34人、ヘルパーステイション、居宅介護支援事業所、在宅介護支援センター(現在 地域包括支援センター)を設置いたしました。それは、社会資源として社会・地域に必要であり、また、設立法人として最大限努力した事業内容でありました。
設置されている限りある社会資源を余すことなくご利用して頂いて、初めて、我々の第一歩の使命を果たすことが出来るのです。介護が必要になった時、不安な心もちで相談窓口においでいただき帰られる際は、ほんの少しでも安心した気持ちでお帰り頂きたいのです。そして、我々に出来る最大限の介護サービスと安心感、そして、喜びと生甲斐を提供しなければならないのです。
最大限努力した事業内容も永続的な発展がなければ使命は果たせません。どんなに良質なサービスが提供できていたとしても事業は赤字では継続していくことは難しいのです。人の確保や教育、設備や介護用品を購入するのもすべては適正な収入があってこそできることです。
さらに社会福祉法人には健全な事業経営が求められているだけでなく、国が進めている介護が必要になっても誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるような地域社会全体を支える役割も求められています。
心会は登録者、家族介護者、特養待機者の繋がりを大切にし、サービス提供等を心がけ「心会があるから」「心会が心の拠り所」と思って頂けるように努めます。
また、「心会の各事業所のご利用者様は、心会全体のご利用者様」と考え継続的に支援を行っていきます。その為に職員間でよりつながることです。「ご利用者様が安心してご利用して頂く為。ご利用者様とご家族がより快適にご利用して頂く為。ご利用者様にかかわる職員が情報不足で困らない為。」そして、ソフト等を最大限活用しその方の情報(形式知、暗黙知)を蓄積・共有・連携・活用することで、相乗効果による本質的できめの細かいサービスの提供に努めます。そして、他事業所との差別化を図ります。また、「地域の人と人をつなげること、我々とつながること」でその方が笑顔で心身ともに健康で自立した生活の一助になれるよう努力していきます。
我々は、心会の社会資源の最大化に努め、地域のニーズにお応えし、地域社会全体の高齢者福祉の向上を目指します。その為にはまだまだ、法人努力・経営努力は足りません。皆さんお一人おひとりの力が必要なのです、その先に、福祉に投資しこれからの高齢者福祉のあるべき姿の探求と、地域社会貢献を創造して行きたいと強く思うのです。
繋がる、繋げる~ 社会資源の最大化・介護の継続性
法人にとって人は極めて重要なのです。故神山清名誉会長は頑張っている人が好きでした。不慣れな仕事を一所懸命に行い、一人前になった姿を見ることを大変喜んでくださいました。一人ひとりがかけがえのない人財となり、心会を担って頂きたいのです。また、その様な職員たちが、人として心ある良き先輩となり、心ある良き後輩を育て、心有る介護が出来る職場文化をつくり、継承していける様、人材育成中長期計画に基づき研修体系の構築を行っていきます。
また、ご利用者様に満足と感動を提供するには、職員が職場に満足し、感動しなければ最高のサービスは提供できないと言われています。そこで、法人は職員に自法人で働く自信と誇りを身につけてもらい、ご利用者様に対して卓越したサービスを提供できる人材に育てるため、独自の教育制度と共に今後、必要なスキルを明確にし評価制度を考えたいと思います。(インターナル・マーケティング)
また、高度なサービスを提供して他社に対して優位性を発揮するには、画一化されたマニュアルだけでは対応できません。職員がご利用者様を観察し生活などのやり取りを通じ必要なサービスを提供する必要があると言われています。(インタラクティブ・マーケティング)
心会は、基本を疎かにせず丁寧な仕事を心掛け、職員が生きいきと働けて、そして、ご利用者様の心の機微にほんの少しでも触れることが出来ればと考えます。
教育によって知識を習得し、訓練によって技能の向上を図ることはとても重要でなことです。しかし、それだけでは有能な人材が育成されるわけではないと言われています。なぜなら、組織は個人がばらばらで働く場ではなく、互いに連携しあうことで組織目標が達成でき個々が成長できる仕組みになっています。
「働きがい」「役に立ちたい気持ち」、職員の「仕事のやりがい」を大切にしていかなければならないと。これは、どちらも物理的なもの以外で、職員一人ひとりの気持ちや意欲に係るものだということです。
うまくいっている施設に共通している事があるとのこと。
その第一は、しっかりとした理念を持っていて、それが現場に浸透していること。法人のすべての人、少なくとも現場のリーダーやサブリーダーが確実にその理念を共有し、その意味を確実に代弁できるようになっていることは最低条件です。
意識の高い人ほど、「働きがい」「役に立つこと」「承認欲求」のために自分をキャリアアップさせたいと考える。その結果が、転職のよって自分を磨こうというような方向に考えがちになります。その気持ちを現在の施設内で叶えられるようにしたいと強く思います。改めて、具体的に研修制度や明文化された人事考課や承認行為など、自分自身のキャリアステップが確実に見える様にして行かなければなりません。
大切なこと。誰もが介護の仕事で大きなやりがいを感じられ、自分自身に磨きを掛けられるという実感を持てること。そして、達成感を持てるような環境を準備できるようにしたい。
そこで、フロアー別目標設定の意義を明確にします。施設長と共に各事業所の、事業推進部長、課長、課長代理、リーダー、責任者は法人の方向性に基づき、個々の事業単位でどの様な価値を創造し差別化を実現するのか明らかにし、事業所目標を作成して頂きたいのです。そして、その目標に基づき係や業務担当者の目標まで落とし込んで頂きたいのです。その際、注意して頂きたいのが上下左右のコミュニケーション意識と高い目標の原則です。そうすることで、基本理念に繋がり整合性のとれた目標となり、同じ価値観で首尾一貫した事業計画となります。また、自ら進んで定めた目標にはその結果に責任を持とうとします。そして、我々一人ひとりが成長できるものと信じます。
「100年法人創造」。今、我々は100年の道の基礎を創っている。我々が創らなければ、誰がやるのか。
①人材育成方針中長期計画に基づく研修体系の構築
福祉を支えるのは人です。人材をどう育て、より働きやすい職場にしていくかということに取り組みたいと思います。
また、福祉職のより社会的地位向上の一翼を担いたいと思います。その為に、私たちが出来ること、しなければならないことがあります。それは、目の前のご利用者様、ご家族様が私たちの仕事にふれた時、「さすがですね。」「すごいですね。」と思って頂けることがとても大切だと思います
そして、専門性を向上させる事です。その為に中長期で人材育成を行っていきます。
「基本理念」、「100年法人創造」、「指針」を根底に置き、「新卒職員」、「若手」、「中堅」、「中核」、「スペシャリスト」、「マネージャー」と概ね在籍年数で区分し、それぞれの期間で身につけてもらいたい職員像を提示したものになります。
1~2年目に価値観を共有し、人として、組織人として、基本の徹底、基本の統一、凡事徹底し丁寧な仕事が出来ることを目指します。
2~3年目の若手職員にはそれらのことに基づいて「自立行動」として、担当業務を自律的に行い、自分の仕事に役割責任を持って行えることを望みます。
3~4年の若手から中堅職員に対しては、「協調・協働行動」として、協力し合い相手の立場を考えて他職種も含め業務連携が出来ることを望みます。
5年目の中堅職員に対しては「模範行動」として、模範的な仕事、姿勢、心構えをもとに「あこがれる先輩」になること、そして、専門性のより向上を目指します。
6年目以降は、「指導行動」として、知識、スキル、心の継承が出来、新人の教育や人を育てる立場になることを目指します。
10年目以降の「グローバルアイ」は心会全体や地域福祉が考えられ、より広い視野が持てる人材を育てられるようにしていきたいと思います。
今後の計画として、良き後輩を育てるために年数による習熟度などが給与体系に反映するキャリアパスの構築につなげ、適正な人事考課を構築するなど、より安心して働ける職場環境造りを行っていきます。そして、より質の高いサービスを提供できるようにしていきます。
また、心会らしさを確立し、心会で育まれた人財は他では真似出来ない差別化された価値の創造を行いたいと考えます。
(ア)新卒職員研修、経験・能力別研修
(イ)OJTによる教育
(ウ)運営基準、介護保険制度等を遵守する
(エ)フローマニュアルの改正と作成、周知徹底、凡事徹底(一人ひとりの経験と知恵の結晶へ)
(オ)OJEの推進(自ら問題解決を図れるようにする教育)
(カ)SDSの推進(職場内外での自主的な自己啓発活動)で得たものを行動に変える
(キ)EQ推進(心の知能指数、心の距離)
(ク)各事業所連携により基本業務の統一(基本はひとつ)
②考課制度の運用
(ア)評価者との職員面談
(イ)「基本理念の浸透と自己実現の共有」「目標の共通認識」
(ウ)個人目標の設定(参考様式による)
③ キャリアに応じた役割分担・役割責任・成果評価
④ 看取り体制の確立(プロジェクトによる前進)
⑤ 他施設見学による観察と比較
⑥ 人員確保により質の維持
⑦ ご利用者が快適に過ごすための環境づくりに対する評価(レク活動・委員会活動)
職員研修会・防災訓練 | 研修体系 | |||
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内容 |
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OJT・OFF-JT・SDS |
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4月 |
就業規則・運営規程、 予算・事業計画説明会スロープ訓練 |
新卒 職員 |
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5月 |
虐待防止、身体拘束適正化委員会主催研修 |
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6月 |
感染症対策委員会主催研修 |
若手 職員 |
以下-OFF-JT
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7月 |
事業報告書説明会 |
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8月 |
研修委員会主催「看取り」研修 |
中堅 職員 |
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9月 |
リスクマネジメント(事故防止対策)委員会主催研修 |
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10月 |
感染症対策委員会主催研修 |
中核 職員 |
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11月 |
虐待防止、身体拘束適正化委員会主催研修 |
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12月 |
研修委員会主催「看取り②」研修 |
マネージャー等 |
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1月 |
感染症対策委員会主催研修 |
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2月 |
リスクマネジメント(事故防止対策)委員会主催研修 |
その他 |
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3月 |
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① 生活に楽しみを ② 生活に芸術と文学を ③ 生活に文化を そして笑顔を
①ケアプランに基づく個別ケア
② チームケアによる社会性の維持
③ ご利用者様のニーズにお応えする努力をする